特別支援学級の体制(1クラスの定員や支援員さんのこと)

こんにちは。
とらのすけです。
 
今回は、1クラスの定員や支援員さんのことについてお伝えします。
 
 
まず、1クラスの定員については前回もお伝えした通りマックス8人です。
1人の教員につき、最大でも8人のお子さんを見ることになります。

ただし、年度途中で通常学級のお子さんが体験に来たり、来年度入学の未就学児が保護者と一緒に見学に来たりします。

また、「体験」とまではいかなくても、通常学級でパニックになってしまうお子さんが、一時的にクールダウンする部屋として活用される場合もあります。

空き教室がある学校なら良いのですが、そうでない場合がほとんどだと思います。
でも、クールダウンが必要な子もいて、そういった子達が落ち着くまで教室内で休ませています。

それを担任1人で…という自治体も多いようですが、幸いにも僕が所属する自治体は「支援員」さんの数が多く配属されています。

「支援員」さんとは、自治体によってルールは様々なのですが、僕の自治体では一般公募されます。
 
ほとんどの方が教員免許は持っておらず、自治体の職員(パート的な?)として登録され、各小中学校に配属されます。

僕の勤務する学校では、特別支援学級が3クラスあります。
支援員さんは5名います。
毎日、誰かがクラスにいてくださることになっています。
これが、もう本当に大助かり!!

基本的には教室に待機しており、教室を飛び出してしまう子を追いかけていただいたり、給食の準備や掃除の時に子どもたちのフォローをしていただいています。

また、支援員さんは「教科指導」はできないのですが、私が子どもたちの学習を見て回っている時にも声かけなどをしてもらっています。

例えば、音読の聞き役、ひらがなや漢字の練習の見守り、手が止まってしまう子への声かけなどです。

複数の学年・教科を同時に教える上で、これが本当に助かります。

また、子どもたちが通常学級へ交流に行った時に、一緒についていっていただいています。
そのことで子どもが安心して活動できますし、何かあったら僕に連絡していただいています。

(交流に支援員さんがついていく必要のない子もいます。
その場合、教室の学習が落ち着いたタイミングを見計らって、教室の見守りを支援員さんにお願いして、僕が交流の様子を見に行くこともできます。)
 
 
残念ながら、自治体によっては支援員さんがつかなかったり、ついても複数教室で1人などの場合もあったりするようです。
 
僕の場合、かなり恵まれていると思います。 
 
 
ですが、今後日本が特別支援教育を充実させていくのであれば、子どもの定員の件も含めて見直していかなければいけないことがいっぱいです。

子どもの数は減っているのに、特別支援教育を必要とするこの数は増える一方です。

現場の声をどうにかして上に届けたいと思っています。

コメント

  1. 岡田須美子 より:

    支援級の教育支援員を4月からしています。昔、教員をしていました。教員免許(中・高)をもっていますが小学校で依頼されました。
    むかしは特殊教育課程があったと思いますが、私はふつうの国語、英語の免許です。
    お聞きしますが、支援級では生徒の介護的なこと、例えば一緒にトイレにはいって、おしりをふかなければならないのですか?
    他人の子のお尻をふくのは非常に抵抗があります。自分の子でさえ幼稚園以上はやったことはないので、支援級の教師はこのようなこともやらなければならないのですか?

    • taro より:

      コメントありがとうございます。

      知的学級の場合、実年齢に対して精神年齢が低いことが考えられます。

      例えば、精神年齢が5歳だとすると、見た目は小学生でも5歳相当のことしかできない可能性があります。

      そうなると、その児童の支援の一つとしておしりふきはすることがあるかもしれません。

      もちろん、異性でそのような支援をすることはありませんし、生理的に難しい場合は担任の先生に相談させるのがいいかと思います。

      普段からそういった支援が必要な場合はもちろん、突発的に「おもらし」してしまうこともあります。

      そのような時、私は下着を簡単に水洗いして保護者に返していました。
      ですので、ゴム手袋を常備していました。

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