僕が校長先生に授業をしてほしいと頼んだところ断られたことがあります。
「校長は授業をやっちゃいけないんだよ」って言われました。
本当なのかよく分かりませんが、そういった学校もあります。
でも、教員不足で校長先生が授業に入る学校もあるそうです。
僕、この間、初めて管理職試験の要項をもらいました。
つまり、受けて欲しいいう話です。
30代後半から40代の人たちが管理職試験を受ける様な時代です。
自分の可能性がないわけではありません。
僕の務めてる市で、60才で校長を退職した先生がいます。
周りからすごい人望の厚い先生です。
5年間再任用と言って、連休を受け取れるまでの5年間働いていました。
その期間は担任をやっていました。
再任用で校長っていう選択肢もあります。
教育委員会や色々な教育行政機関に携わることも可能です。
でも、その先生は担任を選んで、卒業生も出しています。
もう僕にとっては希望の星です。
もし管理職になって担任ではなくなったとしても、そんな夢のような可能性もあります。
希望です。
ちょっと話がずれましたが、
管理職の先生が授業しなければならないっていうのは、僕がもしその立場だったとしたら、うれしいです。
校長先生になると、全然授業とかと縁のない仕事になってしまいます。
僕は授業がずっとしたいです。
それをやらせてもらえるっていうのは、やりがいがあると思います。
ただ、それは僕個人の意見です。
組織全体の視点から見るとかなり厄介です。
なぜなら、管理職が授業をしないといけないと教頭先生や教務主任の先生もやることになります。
忙しい中、授業をしなければいけません。
それで、僕ら平の先生たちにとって、教務主任や教頭先生というのは、何かと 報告、連絡、相談をしなければならない相手です。
その相手が いつも忙しいのに、それに輪をかけて忙しいとなると大変です。
話しかけづらいし、職員室にいないし、お願いした仕事が進まない。
そんな状況が生まれてしまいます。
これは僕たちの仕事を圧迫することになります。
ですから、組織という観点から見るとほんとに大変なことです。
教員不足というのはかなり深刻だなと思います。
これが顕著だったのは、コロナ禍です。
コロナの時って自分はもちろんなんですけど、 家族が発熱しただけで出勤できませんでした。
もうかなりの頻度で人が足りない。
だから校長、教頭、教務が教室に入って授業をやっていました。
僕たち平の先生たちも、空き時間にそのクラスに入っていました。
そうすると、空き時間がなくなります。
もう余裕なんて全くありません。
1日の事務仕事をする時間なんてないような状況が生まれちゃいました。
今の文科省の施策は、現場の忙しさを完全に無視したようなものばっかりです。
なので、若い人たちが辞めていくし、集まりません。
こんな状況では、他の先生方、中堅の先生たちも倒れちゃうなって心配しています。
ですから、 校長先生が授業に入るっていうことは、校長先生が忙しくなるっていうだけではありません。
それによって、学校の先生たち全員が忙しくなってしまいます。
そういうような構図になてしまうんじゃないかって思います。
なので、早く給料を上げて人を増やして欲しいです。
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