あだ名を禁止することが息苦しいという意見を見ました。
あだ名はメリットも大きいのに禁止するのはありえないということです。
でも、そう言っている人は現場を知らない人なんだと思います。
自由にあだ名をつけさせてしまうと、最悪の1年が待っています。
確かにあだ名はその人とその人の距離を縮めるツールの1つとしては有効だと思います。
でも、学校はいろんな要素が絡んでるんで、僕は基本は、「君」「さん」でいいと思います。
名字だったり、下の名前だったり、それは学校とか地域によって違うと思いますが、僕は基本的には下の名前に「くんさん」です。
あだ名を禁止することが小さいことだよねっていう人の気持ちも分かります。
あだ名で呼ばれてはいないけど、いじめられたことある。
そう言った人の言い分もわかります。
あだ名をつけようがつけまいが、正直そんなに大きなことじゃないと思います。
ただ、僕らはリスクマネージメントをしなければいけません。
そのあだ名が身体的なものだったり、つけられた子が嫌だなって思うものだったりすることもあります。
それを毎日呼び続けられるのはつらすぎます。
それがいじめにつながります。
自分がいじめられたと思ったらいじめです。
ちょっとぐらい意地悪をされても強い心を持ちなよって伝えてはいます。
子供たちの許容範囲を広げていくようにはしています。
でも、いろんな子がいます。
ちょっと変なことを言われて、いじめられたって言う子もいます。
それで自分に都合のいいところだけお家の人に話して、それが逆鱗に触れて、学校に怒鳴り込んでくるなんてことは日常茶飯事です。
だったらあだ名をつけるっていうのは、やっぱり自由にさせるのは難しいんじゃないかなって思います。
自分が子供たちに話をしているのは、自分が呼んでほしいあだ名をみんなに伝えて、それをみんなで呼ぶのはありだよっていう話をしてます。
例えば、僕、結構痩せてて、子供の時から痩せてて、そういったのをネタにされたこともあります。
自分が例えばガリガリくんって呼んでって言って納得して、みんなに広めるんだったらいいんですよね。
でも、それを誰かが、「おい!お前は痩せてるから今日からガリガリくんな!」って言ってあだ名になる。
こうなってしまってはダメです。
あだ名をつけあって、より親しみやすくしたいなっていう場合は、自分が呼んでほしいあだ名をつける。
それはもちろん、名字とか本名とか下の名前とかっていうのもありだと思います。
読んでほしい名前で呼んでもらうっていうのが1番いいんじゃないかなと思います。