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特別支援学級の子を長縄で椅子に縛った教師に対して思うこと【無理なインクルーシブ教育は辞めて欲しい】

  
特別支援学級の子が給食を食べている時に歩き回るから、縄跳びの長縄で椅子に縛った教師がいました。
その教師は減給10分の1の懲戒処分となりました。
 
それに対して僕が思ったことを話します。
 
 
その子は2年生でした。
だから、きっと図工とか生活科とかしか一緒に学習する時間がなかったんだと思います。
なので、せめて朝の会や給食の時に一緒にいようと決めたんだと推測します。
 
でも、その子はみんなと一緒に食べられたらうれしいだろうけど、本当にその子のためになるかどうかを担任の先生が考えたかどうかは分かりません。

担任の先生を批判するのではなくて、保護者からもっと一緒にいさせて欲しいと言われたのかもしれません。
校長先生や教頭先生に言われたのかもしれません。
 
 
もしかしたら、給食の場は、その子の交流の場としてはふさわしくなかったのかもしれません。
 
縄で縛ったのは確かによくないです。
でも、イライラする気持ちも分かります。
 
怒鳴ってしまいそうな時はあります。
自分の人生を棒にふってまですることかな?とは思います。

給食一食分食べれなくて、お腹が空くのは嫌です。
 
でも、そこはぐっと我慢して、その子を給食と共に支援学級に戻すとか、もうしばらく交流することはなしにして、時間が経ってからもう一回交流をするという流れに持っていっても良かったのかもしれません。
 
 
頭に来てしまったらそんなことを考える余裕もありません。
  
縛ってしまったのは悪いけど、そうなる背景もあったと思います。
周りの先生がフォローして欲しかったです。
    
   
だから、無理なインクルーシブ教育は辞めて欲しいです。
その子の学びになっているかどうかが疑問です。
 
人が絶対的に足りていないという問題もあります。
その子を介助する大人がいればこんなことは起きなかったと思います。

交流先の担任の先生も無理なものは無理だと言える様な空気になることを願います。