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いじめ防止対策推進法は教師の仕事の負担となるので辞めて欲しい

  
小学校で女子児童が切られるといういじめが起きるというニュースがありました。
 
重大事態に該当するそうです。
 
  
その重大事態というのは、いじめ防止対策推進法というもので定められてるものです。
  
2011年に滋賀県大津市で起きた中学2年生の男子児童がいじめを苦に自殺してしまったっていうのがきっかけです。
  
現場は毎年、年に2、3回、いじめについてのアンケートを取っています。
   
  
僕の自治体は、アンケートを基本無記名でやります。
いじめられてますっていう回答があった時に、僕らは個別に面談をして事情聴取するんですけど、無記名なんです。
 
だから、僕ら現場は出席番号順に集めさせたりしています。
 
  
僕がよく言ってるのは、

「無記名なんだけど、 先生に何か気づいてほしいって思ってる人は名前書いてね」

「あと、自分は全く心配ないですよ、先生って。
そういうアピールしたい人もぜひ名前書いてね」
 
こんな風に伝えます。
 
 
そうすると、クラスの大半が名前を書くので、
名前を書いてない子たちが誰なのかっていうことがだいたい分かります。
  
  
また、僕の場合、右から何列目の子が何番目に持ってきたっていうのをメモしてます。
 
僕から見て右から2列目の子がまず持ってきて、
次に右から4列目の子が持ってきたな。
 
あ、次は右から1列目の子だなっていうのを全部メモしてるんで、
100パーセントどの回答が誰なのか当てることができます。 
   
  
そういった現場は、 実態調査、アンケートを行い、集計し、そしていじめられてますっていう子たちを個別に呼び、話を聞き、重大事態なのかどうか?

重大事態の場合は、学年主任や管理職に報告をするということを行ってます。
 
 
ここまでやっても、結局はいじめを防ぐことって難しいんですよね。
  
 
いじめの定義は、そのいじめられたと感じているその子がいじめられたと感じたら、いじめになってしまいます。
特に低学年なんかは、誰々ちゃんにバカって言われた。だからいじめられた。

こんなんでもいじめになっちゃうんで、ほんとにあの数多くのいじめ事案が上がってきます。

 
ただ、今回の記事に出てるような全治1か月の重傷なんていうことは、
このアンケートをしようがしまいが、いじめられたと感じる子は感じます。 
 
その重大事態に該当するようないじめっていうのは、ほとんど教員は気づくことができると思うんですよね。
  
  
だから、いじめのアンケートを国に提出してわかることって、いじめが次の年よりどんな増えたのか、減ったのかぐらいなんで、ほんとにこれやめてほしいですね。仕事の負担になります。
  

だったら、もうちょっと子供たちに目を向ける時間をとってほしいです。
  
その方が重大事態に該当するいじめを発見する確率は高くなると思います。
 
 
今回のようないじめに関しては、結構ヤフコメにもあるんですけど、これはもう、いじめじゃなくて犯罪ですよね。
 
学校現場で起こっているいじめ、いじわるのその重大な案件はもう犯罪ってことで、もう警察入れちゃった方が1番早いんじゃないかなって思うんですよね。
 
 
だってそれ、いじめた 蹴った子が、じゃあ何かマイナスペナルティがあるかっていうと、何もないですからね。
その子が出席停止するなんてことはないです。
  
 
いじめられた子は、ほんとに嫌な思いをしたくて学校に行きたくないだとか、そう思っているのに、いじめてる方は普通に学校来るんですよね。
 
これがやっぱり学校の現場では、おかしいって思う感覚が、麻痺してしまってるんですよね。
   
   
だから、 こういった事例が起こった時には、もちろん先生たちも対応するんですけれども、警察に相談するっていうのも1つの方法なんじゃないかなって思います。
  
  
やっぱり学校の先生たちの仕事の本分は勉強を教えることです。
 
当然、子供たちが安全に楽しく過ごす環境づくりはもちろんします。
  
 
ここまでの案件になってしまった時には、学校の先生たちや教育委員会任せではなくて、
外部機関、警察を利用を頼るっていうのも大事なんじゃないかなって思います。