PR

小学校の漢字テストが厳しい【保護者も嫌がるほどの厳しすぎる指導には反対】

小学校の先生の漢字指導が厳しすぎるということがネットニュースに時々出てきます。
 
それが影響して学校が嫌になっちゃう子がいるそうです。
学校に行きたくないとまで言ってしまう子もいます。
 
 
僕の同僚にも漢字の指導が厳しい人がいます。
 
「そんなにやる?」ってくらいに厳しい人がいます。
 
 
「その先生のおかげで低学年でもこんなに字が綺麗になりました。」と言っている保護者もいました。
 
厳しい指導が好きで、字が綺麗になって感謝してるって人もいます。
 
でも、それは少数です。
  
 
ほとんどの保護者はそうではありません。
いいイメージを持っていません。

なぜなら、子供が家で宿題やりたくないと泣き出すこともあるからです。
それをやらせるの親です。

確かに、とめ・はね・払いを気をつけて書かせるっていうのは大事なことです。

でも、発達段階的に1・2・3年生ぐらいまでのお子さんは、器用さがありません。

不器用だというか、指の感覚もそんな発達していないんです。

 
だから、お手本通りに書くっていうのは、難しい子も多いです。
 



僕が以前3年生を担任した時も、とめ・はね・払いを意識させることにかなり苦労しました。
でも、それで、できていないからと言って全部バツにしてしまうと、テストの点数が低すぎることになります。  
 
20点とか30点ばっかりの子になってしまいます。

そんな点数しか取れなかったら、おそらく子供は漢字なんて嫌いになってしまいます。
だから、悪循環になっちゃうんですよね。

僕はある程度のことは許容しています。
ただ気になる漢字に関しては書き直しをさせることもありました。
それが点数には影響しないようにしました。

僕が気にしたのは画数です。
画数が間違ってたら、これ間違いなくバツです。

例えば大きいっていう漢字の画数は3画です。
でも、それにちょんって点がついてたら犬とか太いといった違う漢字になります。

4画だと全く別の漢字になっちゃうんで、それはバツになっちゃいます。

ある程度のとめ、はね、払いは、その子がもうちょっと成長するまで待とうかなと思って許容しました。

ただ、先生たちも、子供たちに文字が丁寧になってほしい想いがあります。
正しい漢字を覚えてほしいです。

間違ったまま覚えちゃって、入試の時にそれ書いてバツになったら嫌です。
 

ですので、もしテストで最低の基準にしたいとか、ここは必ずできるようにしたいという場合は、
必ず全員に授業中に指導するっていうことが大事だと思います。

これが、保護者からちょっと相談された時の言い分にもなります。
教室では必ず全員にこうしてねって話をしていますと説明できます。

気になる部分があるんだったら、必ず全員に教えるべき時間をとって教えるべきかなと思います。
 




 
ただ、そればっかりだと当然教科書の内容も進まなくなってしまいます。

たくさん時間を取ることはできないです。

厳しすぎるっていうのは 、そんなに大きなメリットはないです。
それを先生たちも知っておいた方がいいんじゃないかなと思います。

厳しすぎることはしなくていいので、ノートを丁寧に書かせるとかそういったことをやればいいです。

国語だけじゃなくて、算数とか理科とか社会とか、いろんな教科の時から心がけさせるのも大事なのかなと思います。
 
 
先生が、板書のペースが早すぎると、子供たちがついていけないです。
雑な字をノートに書くことになっちゃいます。

時々書いている進度を確認しながら、たくさん書かずに、じっくりと丁寧な文字を先生の子供たちも意識していくといいです。

丁寧なというのは、濃くて、マス目いっぱいに大きくて、そんな文字を心掛けていくといいんじゃないかなと思います。