こんにちは。
とらのすけです。
最近複数の市合同の授業研究会に参加しました。
授業後の検討会で、支援学級になって2年目の先生と一緒になりました。
「教員になられて何年目ですか?」
と聞いてみたところ、3年目とのこと。
つまり、初任で通常学級を担任して、2年目から支援学級を担任しているとのことです。
その先生は、をして支援学級の担任をしているわけではないそうです。
それでも、研究会に参加をされるのですから、課題意識を持っていて、目の前の子ども達をなんとかしたいという先生なのだと思います。
いろいろとお話をさせていただき、最後にこう伝えました。
「今の立場で勉強になることも多いので、ぜひがんばってくださいね。でも、いずれ時が来たら通常学級に戻ってください。必ず、今の経験が生きますから。校長先生との面談の時に、支援学級での経験を生かしたいと伝え続けてください。先生のような方は、通常学級もやるべきです。」
力強く返事をしてくださいました。
今、特別支援学級はどんどん増えています。
子どもの数は減っているのに、需要は増える一方です。
ですが、困ったことに担任のなり手がいません。
専門的な免許なしで担任されている方も多いようです。
校長先生は、校内人事で職員に尋ねます。
「支援学級の担任をしてくれないか」
多くの先生は、返事に困ります。
なぜなら、自信がないからです。
別に支援学級が嫌なのではなく、「外国語」や「プログラミング」と同じで大学で勉強している分野ではないからです。
(きっぱりと「自分にはできません」なんて言ってしまう先生もいるようですが…)
そこで、若手に白羽の矢が立つわけです。
「支援学級を経験しておくことも必要だよ」
と…。
そのことに、僕は半分は賛成です。
理由は、冒頭で紹介した先生へのコメント通りです。
むしろ、全員やるべきだとすら思っています。
やってみないことには、支援学級の大変さ、子ども達が抱えている困難さを理解するのは難しいです。
通常学級にも、特別な支援を要する子がいるのですから、支援学級を経験することはとても重要です。
でも、半分反対なのは、教師になって数年しか経験していない若手に担当させるということです。
まだ、学校の仕事もよく分かっていない。
いくつもの学年を経験しているわけでもない。
まずはきちんと通常学級で経験を積ませてから、支援学級の担任をさせるべきかなと思います。
(自分から希望する場合は別ですが)
ですから、中堅・ベテランが率先して担任すればいいのに…と思っています。
ということで、支援学級から通常学級の担任に戻ることは可能です。
人事権は校長先生にあるので、自分のライフプランを明確に持ってアピールすると良いと思います。
コメント