特別支援学級の担任になった先生で免許を持っている人は、ほぼいません。
ほとんどの先生が支援学級に入るつもりで、教員免許を取っていません。
でも、一定数どの学校にも支援学級はあります。
今の時代は支援学級の要望が多いです。
なので、支援学級の数は増えています。
だから、担任が必要です。
免許を持っている人だけでは、とてもではないですが足りません。
僕は、免許の取れる大学を出たので持っています。
18年教員をやっていますが、持っているという先生と出会ったことはほぼありません。
ほとんどの人が免許を持っていないけど、支援学級をやることになります。
専門性がない先生が担任なるわけですが、免許を取得する制度はあります。
もしも、支援学級の担任をやってみて、自分の肌に合う。
もうちょっとつづけてみたいなと思ったら、
夏休みや土日を使って、大学や通信で講習を受けて免許を取得するということができます。
あと、免許を持っていようが持っていまいが、初めて特別支援学級の担任になったら研修を受けます。
自分のクラスは他の先生に任して、研修を7日くらい受けます。
その研修は県の教育委員会が主催しています。
そこでは、障害の特性を学んだり子どもを理解するところから始めます。
どんな指導法が効果的かってことも学びます。
そうやって学びながら担任をやっているのが実態です。
しかも、障害者に初めて接する人が何も分からないまま担任をやっています。
そんな状態ですが、がんばってクラスを運営していくしかありません。