特別支援学級の保護者面談で話すべきことをお伝えします。
僕は必ず伝えることは決めています。
毎回、何を伝えるのかが決まっていると楽です。
自分も保護者も時間を作って参加しています。
有意義な会になる様に考える必要があります。
そうしないと参加してくれる方に失礼です。
なので、来てよかったと思える保護者会になる様にがんばっています。
特別支援学級の保護者面談で話すべき3つのこと
話をしておきたいこと、自分が聞いておいたほうがいいことを聞く
たいていの保護者は向こうも話をする気で来ています。
なので、それを聞きます。不満も聞き出します。
話したいことは全部話してもらい、スッキリしてもらえる様にします。
話しやすい様に質問をすることもあります。
保護者はいろいろと話したいことがたまっている場合も多いです。
なので、それを話しやすい様にするのは重要です。
自分の不満を話すのは相手に悪いことなんじゃないかって気を遣ってくれる方もいますが、子どものことをより深く知るためには、話をしてもらった方がいいです。
そうやって話をしてもらうことで保護者との仲も深まります。
相手が話をしたいことがない場合は大丈夫です。
学校での様子を伝える
もちろん子どもの様子も伝えます。
でも、そこで注意するべきことがあります。
それは、マイナスの話をしないことです。
支援学級の子は、失敗することがものすごく多いです。
そういった、マイナス要素の話はたくさんあります。
でも、それを言ったところで、子どもが変わるわけではありません。
保護者に謝られて終わってしまいます。
何も進展がありません。
マイナスのことを伝えてしまうと、保護者が家で子どもを叱ることになります。
「先生があんなこと言っていたわよ!」って言ってしまいます。
なので、叱責につながることは避けます。
子どもが学校でも家でも責められてしまうのはかわいそうです。
マイナスのことは一切言わない様にしておきます。
プラスのことだけを伝えます。
子どもの成長につながらないことはやりません。
1つだけ要望を伝える
これは、子ども・保護者から信頼されている場合に限ります。
そういったいい関係性ができている場合は、1つだけ要望を伝えます。
「1つだけ言わせてください。」と言います。
より良くなるためのこととして、こういう風にして欲しいということを伝えます。
信頼関係ができていれば、ちゃんと伝わります。
この3つの話は絶対にする様にしています。
あとは、絶対ではないですが、
学校での指導を家でもやってもらう様に伝えることがあります。
たとえば、45分の授業を集中してがんばるのは難しいので、今は30分がんばったら休憩をする様にしています。
こういった時間の使い方を保護者に伝えて家でもやってもらいます。
家で宿題をやる時に30分がんばらせる。
そうしたら、休憩させる。
学校と同じ様に指導をしてもらいます。
そうすると、子どもは集中しやすいです。
学校と家で同じ指導をしましょう。
力をつけていきましょう。
一緒にがんばっていきましょう。
こんな話をするのもオススメです。
「共に考える」ことの大切さ
特別支援学級の保護者面談について調べていたら、こんな記事がありました。
通常学級での特別支援教育「保護者の理解を得るために」
ここにも書かれていましたが、その子の存在や親の教育を否定する様なことを伝えてしまう教師は多いそうです。
そうではなくて、共に考えるという姿勢を持って話をしないとダメです。
上から目線で偉そうに話をしても何も伝わりません。
信頼を得られません。
嫌われてしまったら指導もうまくいきません。
嫌いな人の言うことは聞きません。
だから、やはりマイナスのことは伝えてはいけません。
子どもを褒めることで保護者は話を聞いてくれる様になります。
最後に。
保護者と接する時は、まず話を聞く様にしています。
こちらがいろいろと話をしている方が教育熱心な姿を伝えられると思ってしまう人もいます。
でも、それは自分をアピールしたいだけで相手の気持ちになっていません。
保護者は話をしたい人が多いです。
だから、まずはそれを聞いてあげることが大事なことです。
助言を求められたら伝えればいいです。
相手が何も求めていないのに与える必要はありません。
そう考えた方が保護者との付き合いは気楽にできる様になります。
自分も相手も時間を作って保護者会に参加をしています。
だから、何を伝えるべきなのかちゃんと考えないといけません。
準備をして伝えられる様にしないと時間の無駄です。
保護者が来てよかったと思える保護者会にした方がいいです。
ただ行事としてやっているからやるという意識ではいい保護者会にはなりません。