いじめを防げるかどうかは担任の力量次第だと考えます。
特学の子だからいじめられてしまうとかではありません。
異質の人が認められないクラスの元だったらいじめは起こります。
人間は、異質のものを認めないというか、
自分と同じ様なものを好むという傾向があります。
特学に行っていると言うだけで異質ではあります。
だから、仲間はずれにしやすいです。
でも、そうではなくて自分のクラスの友達、仲間だからということを伝えています。
特別支援学級から帰って来た時にはお帰り。
行くときにはいってらっしゃい。
そういった言葉をかけることを徹底すれば、いじめが起こることはありません。
いじめが起こるか起こらないのかは、担任の先生の影響が大きいです。
いじわるをする子はいます。
先生が見ていないところで意地悪をする子はいるので、特学の子たちは覚悟をしておく必要はあります。
社会もそうだけど、弱い人に対して優しいわけではありません。
ただ、防げるところは防ぐというのは、やった方がいいです。
例えば、全校朝会など、全体で集まる時です。
行けたほうがいいけど、行けないこともあると考えます。
絶対に参加しないといけないと考えるのは時代に合っていません。
いけないのは仕方がないです。
まずは、体育館の外から見るとかして徐々にならしていきます。
無理やりすると子供にとってもストレスです。
ストレスいっぱいでイライラして落ち着かない子を見てしまうと、他の子が反応してしまいます。
みんなと一緒に参加したり勉強するのは難しいけど、ならしていきます。
そうやって、少しずつでもいいので、周りに合わせていける様にすることでいじめを防いでいます。
コメント
はじめまして
私は情緒支援級に通う子の保護者です。こちらのブログは先生側の視点が興味深く拝見しています。
もしよろしければ、特別支援学級の説明を学年集会でする場合についてお考えをお聞かせいただければ幸いです。
はじめまして。
勤務校で情緒学級が立ち上がった時、最初に担任させていただきました。
そのことを4月の始業式で校長先生から説明していただく際に、「こんな感じで説明してください」とお願いした内容をご紹介します。
みなさんは、得意なことや不得意なことがありますよね?
例えば、運動が得意な人もいれば、逆に不得意な人もいます。
漢字を覚えるのが得意な人もいれば、ちょっと苦手だな〜という人もいます。
それと同じように、みんなの中には集団で学習するのが苦手だったり、自分の気持ちを友達に伝えるのが苦手なお友達がいます。
その子達のために、新しく「◯◯学級」を作りました。
普段は、その◯◯学級でお勉強をします。
もちろん、みんなと一緒に勉強する時もあります。
どんなところなのか見に行くこともできますが、静かな環境が好きな子達が多いので、静かに見に行ってみてください。
また、「実は自分も大勢の中でお勉強するのは苦手なんだよな」という人がいたら、遠慮なく担任の先生に相談してくださいね。
こんな感じです。
これは、立ち上げでなくても使える趣意説明だと思います。
こういったことを、校長先生や各担任の先生方が通常学級の子ども達に定期的に伝えることが大事だも思います。
また、新入生の保護者向けの説明会でも、同様な話をします。
親の困り感、子どもの困り感があるようなら、学校にご相談ください…と。
具体的な事例を幾つか紹介しながら話しています。