子どもに対して怒鳴ったりキレそうになってしまうことがありました。
それは自分が未熟でした。
子どもは悪くありません。
何も分かっていませんでした。
偉そうに指導したつもりになっていました。
今は感情をコントロールできますが、その時はできませんでした。
それに、そんなことをしてしまうことの愚かさに気づいていませんでした。
今は感情をコントロールしていますし、怒鳴ったりキレたりすることの怖さも知っています。
なので、穏やかに子どもに対して指導することができています。
【小学校・特別支援学級指導法】子どもを怒鳴りたくなった時、キレてしまいそうな時
イライラすることはある
先生は怒鳴ることもあります。
どう考えてもよくないけどあります。
こっちがすごくイライラしてしまうこともあります。
イライラしてしまうというのは、今自分がその子よりも優位に立ちたくてイライラしてしまっているみたいです。
脳がそうなっているそうです。
イライラして怒鳴りたい時は、威嚇したいんだなってことを認識しましょう。
それだけで冷静になれます。
「脳がそうなっているんだ。落ち着こう!」と、第三者的な視点になれます。
イライラを抑えるために思い浮かべるといいこと
怒鳴ろうと思った時に、思い浮かべるといいことがあります。
「もしも、その子の両親が後ろに立っているとしたら、今から言おうとしている言い方はできるのか?」
こんなことを考えます。
そう言った意識を持つと怒鳴る気持ちもおさまります。
あとは、「目指している先生や師匠が見ているとしたらどうだろう?」と思う様にもしています。
すごく怒りそうになった時は、そうしています。
そうやって自分を落ち着かせます。
その子と距離を取る手もあります。
一旦指導をストップして、教室から出るのもありです。
支援学級だと人数が少ないのでそれができます。
介助員さんがいることも多いので、頭を冷やしに行くこともできます。
その場からいなくなって、水でも飲んで一息つけると怒鳴ったりしないで、静かになれます。
とにかくお互い顔を合わせないのが大事です。
アウトな先生
思わず殴ってしまう人は、もちろんアウトです。
胸ぐらを掴んでしまう人もいるけどアウトです。
そういったことは、自分の人生をかけてまでやる価値があるのかってことを考えた方がいいです。
でも僕は、動物を痛めつけたいと言っている子に高圧的な指導をしてしまったことがあります。
その子は「担任を殺してやる」と言っていました。
学校にナイフを持ちこんで何人かの人を刺してしまう事件もあります。
その加害者は、先生に高圧的なことをされて恨んでいたそうです。
その先生がいなくても、その学校の教師や子供を殺したくなってしまった。
子どもはフラッシュバック的に忘れられないこともあります。
反抗的な障害が出てしまう子もいます。
高圧的な指導をすると、復讐されることもあるかもしれません。
怒鳴ったりする高圧的な指導は、自分の命や家族の命までかけてまでやることなのかって考えたほうがいいです。
男の先生が怒鳴ると怖いです。
自分のイライラを発散させるために、ほんの一時期の感情で怒鳴ってしまう。
でも、それをやることで自分の命を脅かすほどの可能性があります。
命までかけてやること?
子どもを怒鳴りたくなった時、それを命までかけてやることなのかを常に思っておくといいです。
そう思うことで怒鳴りそうになった時の自分を立ち止まらせることができます。
「クビをかけてまでやることですか?」
「命をかけてまでやることですか?」
「それはやめようね。」と自分に言い聞かせています。
最後に。
自分の思い通りに子どもが動いてくれないとイライラしてしまうことがありました。
でも、それはただ単にコントロールしたいだけでした。
自分のことしか考えていませんでした。
今、そんなことをしてしまった子に対しては申し訳ない気持ちしかありません。
自分が未熟でした。
怒鳴っておとなしくさせたとしても、それは無理矢理だし、納得させることはできていません。
怒鳴らないと静かにならない子になってしまうだけです。
それは教育とは言いません。
ストレスが貯まってしまうので、どこかで爆発してしまうかもしれません。
その時の一瞬の感情に流されてしまうのは人間なんだからしょうがないです。
でも、それをコントロール術を持たないと教育者として生きていくのは難しいです。
いや、どんなところでも生きにくくなってしまうと思います。
なので、自分がどうやったら落ち着くのかを知っておいた方がいいです。
僕はここに書いたことを実践しています。
ご参考になればとも思います。
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