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大学3年生から教員採用試験を受けられる様にしても教員不足は変わらない

 
高知県では、大学3年生も教員採用試験の受験ができる様になるそうです。
結局のところ、これは合格したって、断ることができます。 
  
目の前の数字というか、倍率を上げることには貢献するかもしれません。
でも、新任の先生をたくさん確保することにはつながらないと思います。 
  
なぜならば、 ほとんどの大学が3年生か4年生で教育実習を行います。 
  
その実習先で、成功体験がつめたとか、いい経験ができた、忙しいけれども、先生たちが楽しそうに仕事していたとか、そういったのを見て、自分も先生になりたいなって思うと思います。 
 
でも、今の教育実習の問題点というか課題というかの1つが、ありのままを見てもらおうってことです。  
 
大変さを知ってもらって、それでも先生になりたい人に先生になってもらえたらいいなっていう考え方もあるみたいです。 
 
確かにそれは分かりますが、そうなってくると、多くの学生さんたちは、 やっぱり他の仕事でもいいかなと。 
そこまでして先生になりたくないかなみたいに思ってしまう人もたくさんいます。
  
すると、3年生で採用試験受けて合格した場合でも、そのあとに一般企業の就活をして、そっちが合格してしまった場合、結局はそっちに取られてしまいます。早く採用試験を行うからとか、 回数が増えたからとか、そういったことで、若手を獲得することには繋がりません。 
  
結局は、先生の魅力以上に忙しさの方が注目を浴びてしまっています。 
 
 
結局は、先生たちの給料を上げる。 仕事を減らす。

そうやって、大学生にとって魅力のある仕事にしない限りは、どんな手を使っても先生は増えないと思います。