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特別支援学級の家庭訪問で絶対にやってはいけないこと・必ずやっていること

  
家庭訪問に行く時にやってはいけないこと・やることを決めています。 
  
自分の中でルールを作っておくと楽です。 
 
軸があるとブレなくて済みます。
  
 
普通学級と特別支援学級の家庭訪問はまったく違うものです。
やってみて、その違いにびっくりしました。 
  

特別支援学級の家庭訪問で絶対にやってはいけないこと・必ずやっていること

家庭訪問で絶対にやってはいけないこと。その1

 
保護者が過去の担任の先生の悪口を言ってきたとしても絶対に同意はしません。 
  
担任が当たりはずれだったと言いたい人が多いです。
ずっとそれを誰かに言いたかったんだと思います。
 
過去の担任をハズレだと思っていると悪口が出てきます。 
  
もし、「そうなんですよ!」って思っても言いません。
 
「そうなんですか!そんなことがあったんですね!」と、のらりくらりとかわします。
  
  
自分は学校側の人間です。
 
一見「そうなんですよ!」と言って仲良くしたほうが良さそうだけど、それが学校不審に繋がる可能性もあります。 
 
自分の同業者を悪く言って親に取り入れようとする人をよく思わない人もいます。
 
あとで困ったことになるのは嫌なので、YESもNOは言わないでおきます。
  



家庭訪問で絶対にやってはいけないこと。その2

 
約束の時間に遅れることは絶対にしてはいけません。 
 
スタートの時間を必ず守っています。 
どうしても難しい時は、電話で遅れることを言います。 
 
遅れる時間が少しだとしてもちゃんと伝えます。
 
 
時間に遅れると、マイナスからのスタートになってしまいます。
 
社会人としてよくない印象を与えてしまいますし、そういった時間にものすごく厳しい人もいます。
 
絶対に時間は守ります。
   



家庭訪問でやるべきこと その1

 
保護者の話をちゃんと聞きます。
 
「僕が聞いておいたほうがいいことありますか?」と質問をして話をしてもらいます。 
 
とにかくしゃべってもらいます。
 
  
支援級の場合は、1時間以上話をしてもらってもいい様に家庭訪問のスケジュールを組んでいます。
 
それくらいではないと、次の家庭訪問に遅れてしまう可能性があります。
 
 
支援学級の保護者は、いろんな思いをためこんでいる場合が多いです。
  
家でどう対応したらいいのか困っています。
 
キレやすかったり、ゲーム依存をしている子もいます。
 
  
夫婦の会話がない場合もあります。 
お父さんも味方になってくれないパターンもあります。 
 
だから、誰かに話を聞いてほしいんです。  
そのチャンスが家庭訪問です。
 
普段は話を聞いてくれる人がいないけど、この時は先生が聞いてくれます。 
 
なので、マシンガンの様に話す方が多いです。
それを聞くことで知らなかった子どもの一面を知ることもできます。 
 
 
話をしてもらったことに対して回答を出せる時は出します。 
 
どう答えたらいいのか分からないことは、主任や教頭先生や校長先生にに確認すると言います。
無責任な答え方はしません。 
 



 

家庭訪問でやるべきこと その2

必ず1つ以上、その子を褒めます。
 
褒めるためのエピソードを用意しておきます。
 
お土産話を持っていくことが必要です。
  
菓子折りなどの手土産はいりませんが、その代わりに保護者が喜ぶ話を持っていきます。 
 
そうすることで、場も和みますし、話をしてもらいやすくなります。 
 
 
こちらから伝えることが、子どもに対する注意だけだと保護者も嫌なはずです。 
  
そういったことを伝えるためにも、まずはいいところを伝えます。 
 
 
褒めることを保護者に伝えるチャンスというのは逃してはいけません。 
 
それをするのとしないのとでは、まったく印象が違います。 
  



また来てもらいたいと思ってもらえる様にする

家庭訪問では、保護者が話したいことを引き出して、気の済むまで話をしてもらいます。 
そして、子どものいいところをちゃんと伝えます。 
 
保護者に尽くす時間です。
ロマンチックなことがないホストクラブの様かもしれません。 
 
でも、それくらいの勢いで家庭訪問では保護者のために動きます。
 
   
また来てもらいたいと思ってもらえる様にします。 
これも大事な教師の仕事だと思っています。 
  

最後に。

家庭訪問で絶対にやってはいけないこと・必ずやっていることをお伝えしてきました。 
 
参考になったでしょうか?
お役に立てたのならうれしいです。 
 
普通学級と特別支援学級では家庭訪問のやり方がまったく違います。 
こんなに時間がかかるものだとは思っていませんでした。 
 
でも、こちらのペースではなくて、相手のペースで家庭訪問はつづけていける様にしたいです。 
 
 
時間を使うことで保護者のためになるのなら、できる限り時間を使って対応していきたいです。 
 
それが子どものためにもなると思います。 
 
 
これからも、自分のルールを守って、いい家庭訪問になる様にがんばっていきます。