特別支援学級に在籍する子ども達の進路(特別な配慮編5つ)

情緒学級

こんにちは。
とらのすけです。
 
前回は、「高校入試」についてお伝えしました。
 
前回の記事はこちらです。 
 
  
今回は、入試の際の「特別な配慮」についてです。
 
 
今回の話題で最も重要なのは、「普段からなされている『特別な配慮』は、入試の際にも認められる可能性が高い」ということです。
 
 
平成28年4月から「障害者差別解消法」が施行され、「合理的配慮」という言葉が注目されるようになりました。
(ただし、一般社会はもちろんのこと、教育現場ですらまだまだ馴染みがないのが残念です…)
 
 
そのことから、普段からしていない配慮は当然認められませんが、その子が健常者と同様に学習する上で必要な配慮であるならば、認められるかもしれないということです。
 
 
前回の発信で、「学び直し」や「職業訓練」に力を入れている高校に視察に行ったとお伝えしました。
 
 
そこの校長先生にお話を伺ったところ、「事前に申請があった時点で検討するが、必要なことは当然配慮する」とおっしゃっていました。
 
 
では、どのようなことが配慮されるべきなのか。
 
 
僕が実際に教室でやっていることや、やろうとしていることをご紹介します。

 
1 漢字にルビを振る
 
文字を読むのが苦手なお子さん(ディスレクシア)向け。
 
特に漢字が読めずに文章の内容が理解できない場合は、ルビを振る配慮をしています。
今は、ルビを振ってあるテストを販売しているテスト業者も出てきています。
 
 
2 問題文を代読する
 
こちらも、文字を読むのが苦手なお子さん向け。
隣り合う文章が重なったり、ぐにゃっと曲がって見えたりするそうです。
 
このお子さんは、音読も苦手です。
文章が読みにくいのですから、当然ですね。
 
 
3 1枚の紙に、問題は1問のみ
 
通常、業者のテストは1枚の紙に全ての問題が印刷されています。
 
でも、それだと情報量がありすぎて、どれが大事な情報なのか、読むべき文章はどれなのか、分からない子がいます。
 
そのような子のために、「フォーカステスト」というものを作成している業者があります。
 
そこには、1枚の紙に1〜2問ずつしか問題が載っていません。
問題が多いだけでやる気がなくなる子もいるので、とても助かっています。
 
 
4 文字を書かずにパソコンで打ち込む

こちらは、書くのが苦手なお子さん(ディスグラフィア)向け。
 
紙に鉛筆で書くこと自体が苦手なお子さんもいます。
 
その子には、ノートには極力書かせず、板書などをデジカメで撮ってノートに貼らせたり、ホワイトボードに書かせたりしました。
 
 
漢字の書き取りは、3種類のプリント(マスが大きいもの、国語ノートのような縦線のみのもの、文字の色を薄いグレーにして上からなぞれるようにしたもの)を用意しています。
 
でも、書くことに抵抗があるのですから、パソコンやタブレットを用意して、タイピングさせた方が効率がいいなぁとも最近考えています。
 
今後、保護者と相談して実践していこうと思っています。
 
 
5 クールダウンするための小部屋を用意する
 
教室内の一画に、カーテンで仕切っているスペースがあります。
畳を二枚敷いています。
 
 
学習をがんばって疲れたり、イライラして落ち着きたかったりした時に使用させています。
 
入試の際も、みんなと一緒に受けるのが難しかったり、大目に休憩を取ったりする必要があるかもしれません。
 
そのような時に、小部屋(別室)を活用させてもらえたら、その子にとって大きな配慮になります。
 
 
他にもいろいろとあると思います。
 
 
そして、必ずしもこれらが認めてもらえるとは限りません。
 
 
ですが、数年後の高校入試に向けて情報を収集し、どのような配慮があるとお子さんにとって不利にならずに済むのかは、知っておく必要があります。
 
 
僕もまだまだ知らないことが多いので、もっと勉強しなければならないと思っています。

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このブログはそこそこの順位になっているとは思います。ありがとうございます!このブログ以外にもいろいろと教育関係のブログがあります。

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