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特別支援学級・情緒学級の基本的なスケジュール (朝の時間編)

 
こんにちは。
とらのすけです。
 
小学校って、日本に住んでいれば全員が通うので、子どもがいる時間帯の教師の仕事ってイメージしやすいと思います。
 
でもその時間帯ですら、友達と遊んだり委員会の仕事などをしていると、自分の担任の先生が何をしているのか見えていない部分もあるのです。
 
ましてや、子ども達が帰った放課後の時間は、学校関係者以外は未知の世界だと思います。
(もちろん、息抜きもしています)
 
今回は、情緒学級担任の1日のスケジュール(朝の時間)についてお伝えします。
 
 
まず、子ども達が登校してきたら、「朝のルーティン」をさせてきます。

 
「朝のルーティン」とは、
 

教室に入ったら、机上にランドセルを置く。
 

ランドセルの中身を机の中に入れる。
 

提出物・宿題を出す。


ランドセルをロッカーに片づける。


座ってできることをして待つ。
(読書、自由帳、折り紙、宿題のやり残しなど)

 
 
「朝のルーティン」と言っても、特別なことではありません。
ですが、支援級の子ども達にとって、支援が必要な場面でもあるのです。
 
僕のクラスには、物が片づけられない子がいます。
その子は、1つずつ手順を示してあげると自分で片づけられます。
 

また、突発的に目に入ったものに意識が飛んでしまう子もいます。
その子は、「朝のルーティン」を視覚化したものを見せながら、「○○をします」と言っています。
 
どちらも、声かけが必要ということです。
 
もちろん、習慣化すれば自分でできますが、それまでに時間がかかったり、調子によってできない日もあったりします。
 
いずれにせよ、根気がいります。
 

子ども達の準備が整い、さぁ今日も頑張るぞ!!と思った頃にやってくる仕事が、通常学級の担任からの「授業変更の連絡」です…。

これが、本当に大変なんです!!

学校って、突発的に予定が変更になります。
天候などどうしようもないことに左右されることだったり、事前の調整不足だったり、連絡のし忘れだったり…。

その理由なら仕方ないなというものなら、こっちも「なんとか対応しなくちゃ」と思えるのですが、「早く言ってよね〜」というものも時々…いや、しばしば…、いや、頻繁に…。

でも、連絡してくださるだけありがたいです。
交流に行く子達を気にかけてくださっているわけですから。
 

ただし、子どもはけっこう大変です。
発達に凸凹がある子達の中には、「突発的な変更に弱い」子達も多いので。
 
朝の会で、その日の予定を伝えます。
そこに間に合えば、事前に伝えることができるので、自分の気持ちとの折り合いをつけてくれる子が多いです。
 
でも、直前の変更となると、けっこう厳しいです。
ですので、そういう時は無理をさせないようにしています。
 
このように、事前に日程は決まっていますが、けっこう朝はドタバタしてしまっています。
そこで、朝自習の時間は子ども達にはできるだけゆったり過ごさせるようにしています。
 
授業中、放課後については、次回以降お伝えします。 
 
 
特別支援学級・情緒学級の基本的なスケジュール (放課後編)