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特別支援学級担任の辛いところ「成果が見えにくい・怒りたくなる・寂しいなど」

 
1.成果が見えにくいところ
 
通常学級だと1回言っただけで、それをできないとしても、
1ヶ月・2ヶ月とやっていくと改善され、力をつけていくことを実感できることがあります。
 
年に6回くらいそういったことを体感できます。
 
 
でも、支援学級はそれがないです。
 
1年かけてやっていって成長することはあるけど、短い期間ではありません。
成果が見えにくいのは、つらいところです。
 
 
2.支援学級は集団を育てるという感覚がない
  
通常学級ではみんなでやったという達成感を味わえるけど、支援学級の子はそれを分かりません。
 
なので、集団を育てるという感覚がありません。
学級作りをがんばりたいという先生はそこが物足りなくなると思います。
   
   
3.心が折れそうになることもある 

けっこう暴言がすごい子がいることもあります。
「教師やめろよ」と言われたこともあります。
 
今まで一回も言われたことがないことを、初日に言われてしまいました。
そういった時は心折れそうになります。
  
 
4.怒りたくなることが多い 
 
通常学級でもあることもあるけど、「怒り」を感じることが多いです。

怒りの感情が湧くのは、相手を下に見たいからだと思います。
なんで子どもに、こんなことを言われないといけないんだろうって考えています。
 
それが分かっていると怒りを抑えることができます。
自分は今、この子を下に見たいという感情が出てきてしまっていると思えるだけでも、一線を超えないで冷静になれます。
 
そこまでのことを通常学級ではやっていないのに、情緒学級ではやらないといけません。
   
   
5.学級が少ないので寂しい
 
話す相手がいなくて寂しさを感じることがあります。
相棒がいてもまったく別のことをやっています。
 
でも、それを感じることで自分が通常学級に戻った時に、
そういった孤独感を特学の先生は持っているということが分かるのはいいことです。
 
自分も関わろうかなって思える様になりました。
  
  
6.味方がいない
 
クラスの中に、自分の味方にいてくれる子が少ないです。

「先生大好き!」みたいな感じがありません。
自分の感情を表現するのが苦手な子たちが多いです。

そういったことを言われるためにやっているわけではないけど、やはり言われるとうれしいものです。
  
信頼関係は築いていけるし、話しを聞いてくれるけど、物足りなさを感じることもあります。